口腔外科とは
高度な技術が必要な抜歯の手術や、顎（あご）の骨や口腔粘膜の外傷・腫瘍・炎症などの治療に対応します。
当院では、主に「親知らず」「顎関節症」への対応をメインに行っています。また、歯を失った場合は、入れ歯のご提案もしています。
親知らずについて
親知らずは、上下左右の一番奥に生えてくる永久歯のことで、「智歯（ちし）」「第3大臼歯（だいきゅうし）」とも呼ばれます。20歳前後に生えてくることが多く、4本がすべて生えてくる方もいれば、揃っていない・最初から生えてこないといった方もいます。
抜歯の対象となるのは、生えるスペースが不足していて、斜めに生えてきたり、歯が半分埋没していたりするケースで、「炎症を起こしやすい」「隣接する歯が虫歯や歯周炎になりやすい」といったリスクがあります。
痛みや腫れがある場合は、できるだけ早くご相談ください。
顎関節症について
顎関節症とは、顎の動きが制限されてしまう顎関節の疾病で、口が開きにくくなったり、顎を動かすと痛みを伴ったり音がしたりといった症状が起こります。
先天的な顎の問題や生活習慣・ストレスといった原因が考えられ、マッサージや安静で改善するものから、手術を必要とする状態までさまざまです。
気になる症状がある方はお気軽にお問い合わせください。
入れ歯について
「入れ歯」は、歯の欠損を補いつつ、いつでも取り外しできることがメリットです。
安価で比較的短期間でできる一方、保険診療の場合は自由診療（自費）の入れ歯より耐久性や快適さが劣る傾向があります。
自由診療では、留め金がない「ノンクラスプデンチャー」もご提供しています。
ノンクラスプデンチャーは特殊な樹脂から作られており、優れた弾力性を持っています。
そのため、割れたり折れたりすることはほとんどありません。しかし、その特性ゆえに修理が難しく万が一壊れた場合以下の対応を取るのが一般的です。
・入れ歯を一度お預かりし、技師に修理を依頼する
・新しい入れ歯を作成する
滅多に壊れることはありませんが、万が一壊れた際には費用と手間がかかる点が、ノンクラスプデンチャーのデメリットです。
ノンクラスプデンチャーの治療期間は1ヶ月半程度、通院回数は4～6回、費用は99,000円～132,000円(税込)です。※自費治療
